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半藤逸樹特任准教授が人間文化研究奨励賞の受賞者に決定

このたび、半藤逸樹特任准教授が人間文化研究奨励賞の受賞者に選ばれました。

人間文化研究奨励賞は、エイベックス・エンタテインメント株式会社様の協力のもと、人間文化研究機構が今年度に創立10周年を迎えることを記念して、優れた研究を進めている若手研究者を顕彰し、その研究意欲を高めることにより、我が国の人間文化研究の更なる質の向上を図るために設けられた賞です。

半藤特任准教授の現在の研究テーマは、「地球環境問題解決のための環境観の共創と統合的環境リスク評価手法の開発(Co-creation of environmental values, and development of integrated environmental risk assessment method, towards the futurability of Planet Earth)」です。半藤特任准教授は「地球システム科学」を専門とし、数理モデリング手法を駆使し、地球環境とその構成要素のひとつとしての「人間圏」を構成する様々なプロセスの解明を進めながら、環境問題解決のための新しいパラダイムを設計・提案するといった、斬新かつ分野横断的な地球環境研究を同時に展開してきました。

2011年1月に研究推進戦略センター特任准教授に着任後は、地球研のめざす「人間科学としての総合地球環境学の構築」に対し、個別研究の殻に閉じこもることなく、異分野の研究者と積極的に学際研究を実践してきました。様々な地球環境問題のステークホルダーと協働して超学際研究を演出するための研究開発を行い、「人間文化としての地球環境研究」を体現し続けてきたことが高く評価されました。

授賞式は2013年12月10日に日本学士院にて開催されます。

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