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石本雄大プロジェクト研究員が日本沙漠学会よりベストポスター賞を受賞

平成25年5月25日、地球研プロジェクト「砂漠化をめぐる風と人と土」の石本雄大プロジェクト研究員が、日本沙漠学会フォーラムよりベストポスター賞を受賞しました。

この賞は、広島大学で開催された日本沙漠学会第24回学術大会における研究発表課題「半乾燥熱帯ザンビアにおけるセーフティネット —携帯電話活用の事例 —」(共同研究者:石本雄大、宮嵜英寿、田中樹、梅津千恵子)の研究代表である石本研究員に対して授与されたものです。

アフリカ半乾燥熱帯では多くの人々が自然環境に依存して生計を営みますが、降雨変動が大きいため食料生産が非常に不安定です。それにもかかわらず南部アフリカのザンビアでは行政社会保障が不十分で、人々が困難を乗り越えるためには知人との間でのセーフティネットが重要な役割を果たします。本研究は、アフリカ全土で近年急速に普及する携帯電話に着目し、非公式なセーフティネットを機能させるためにいかに活用されるか、様々な観点から定量的に分析した点が高く評価されました。

受賞した石本雄大プロジェクト研究員

受賞した石本雄大プロジェクト研究員