北東ユーラシア研究会

総合地球環境学研究所 研究推進戦略センター 基幹研究ハブ部門では、下記の要領で北東ユーラシア研究会を開催致します。オープンな研究会ですので、多くの方のご参加をお待ちしています。

日    時: 2013年6月28日(金)13:00〜17:00
場    所: 総合地球環境学研究所 セミナー室3・4  アクセス
【趣   旨】
これまで総合地球環境学研究所では、モンゴル、シベリア等北東ユーラシアにおいて、「北東アジアの人間活動が北太平洋の生物生産に与える影響評価」プロジェクト(終了)、「人間活動下の生態系ネットワークの崩壊と再生」プロジェクト(終了)、「温暖化するシベリアの自然と人—水環境をはじめとする陸域生態系変化への社会の適応」プロジェクトなど、多くの優れた知見が積み重ねられてきています。
一方、昨年度から予備研究(FS)を行っている北海道大学大学院地球環境科学研究院・石川守氏のFS「自助自律的コミュニティの創成に向けた環境リテラシーの表象と向上」、あるいは今年からはじまった海洋研究開発機構地球環境変動領域の立入郁氏のインキュベーション研究(IS)「伝統知と現代科学の融合による地球温暖化対応策の提言:地域および全球スケールでの試み」など、この地域をターゲットにおいた新しい動きも出てきました。
そこで、この機会に北東ユーラシアを対象とした地球研プロジェクト研究の関係者にお集まりいただき、地球研プロジェクトのこれまでの成果の総括することで、FS、ISのプロジェクト形成をはかることを目的に本研究会を企画しました。
研究会は2部構成で行います。1部では既存のプロジェクトからによるこれまでの成果と今後の課題を報告いただきます。既存のプロジェクトには、それぞれの概要とともに、「温暖化するシベリアの自然と人—水環境をはじめとする陸域生態系変化への社会の適応」プロジェクトリーダー・檜山哲哉氏にはこの地域の気候・水文システム(植生や凍土などの陸面過程も含めて)とその全球システムとの関係について、「人間活動下の生態系ネットワークの崩壊と再生」プロジェクト(終了)には、生態系ネットワークや、社会の変容やその生態系への影響などがどこまでモデル化や分析ができたのか、「北東アジアの人間活動が北太平洋の生物生産に与える影響評価」プロジェクト(終了)には、アムール・オホーツクコンソーシアムのその後など、地域での国際協力や社会との連携の可能性と言った点についても、報告いただきます。2部では、FS、ISについて現時点での計画を報告いただき、1部での議論を踏まえて、今後の可能性を議論したいと考えています。
【プログラム】
13:00-13:10 趣旨説明
   —窪田順平(総合地球環境学研究所)
 
第1部 地球研プロジェクトの到達点
13:10-13:40 「温暖化するシベリアの自然と人—水環境をはじめとする
  陸域生態系変化への社会の適応」プロジェクト
   —檜山哲哉(総合地球環境学研究所)
13:40-14:10 「人間活動下の生態系ネットワークの崩壊と再生」プロジェクト
   —酒井章子(京都大学生態学研究センター)
14:10-14:40 「北東アジアの人間活動が北太平洋の生物生産に与える
  影響評価」プロジェクト
   —花松泰倫(北海道大学)
14:40-15:10 討   論
15:10-15:25 休   憩
 
第2部 これらかの課題と可能性
15:25-15:55 「自助自律的コミュニティの創成に向けた環境リテラシーの
  表象と向上」FS
   —石川 守(北海道大学)
15:55-16:25 「伝統知と現代科学の融合による地球温暖化対応策の提言:
  地域および全球スケールでの試み」IS
   —立入 郁(海洋研究開発機構)
16:25-17:00 総合討論
17:00- 懇親会(ご都合のつく方はこちらもぜひご出席下さい)
【問合せ】
窪田順平
(総合地球環境学研究所教授)


総合地球環境学研究所
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2391
FAX:075-707-2513

 

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