第3回 Fieldnet Lounge 地球研×Fieldnet
「地理情報活用の未来をさぐる:フィールドワーカーの学際的競演」

Fieldnetはフィールド研究者のためのネットワークで、オンラインでのフィールド情報の蓄積、交換、またFieldnet Loungeといったオフラインの機会で出会った研究者が知的刺激を受けあい、そのやりとりからゆくゆくは分野をこえた共同研究が生まれることをめざしています。本企画では、「墓石」をめぐる学際的研究、GIS・GPSを使った学際研究の可能性を議論します。地球研との共催により機関や分野を超えた広いフィールドワーカーのネットワークが広がることが大きく期待されます。

Fieldnetは東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所のフィールドサイエンス研究企画センター(FSC)のひとつの事業です http://fieldnet.aacore.jp

日  時: 2012年2月5日(日)9:00〜16:00
会  場: 総合地球環境学研究所 講演室  ( →アクセス )
テーマ: 「地理情報活用の未来をさぐる:フィールドワーカーの学際的競演」
主  催: 総合地球環境学研究所
Fieldnet
聴  講: 無料(どなたでも聴講できます)
【概 要】

情報化社会の進展とともに、私たちの暮らしのなかで地理情報はとても身近なものになりました。人文学研究においても地理情報の利用は広く行われており、その研究活用は「試み」の段階を経て「成熟」の時期に入りつつあります。本研究会では、6人の若手研究者が人文学における地理情報を活用について、最新の研究成果を交え報告します。それぞれの報告を題材に、発表者、コメンテーター、フロアから意見を募り、人文学研究における地理情報の活用の未来について議論を行います。

【講 演】
人文学研究と情報 : 『斐太後風土記』データベースを事例に

松森智彦(総合地球環境学研究所・RA)

日本古代史・考古学におけるデジタル技術の活用について -主にGISを用いて-

清野陽一(京都大学大学院人間・環境学研究科)

GISを用いて縄文時代の祭祀記念物を分析する

中村大(総合地球環境学研究所・研究員)

南アジアにおけるカーネリアン・ロード

遠藤仁(総合地球環境学研究所・研究員)

衛星データから中央ユーラシアの社会変化をよむ

渡邊三津子(総合地球環境学研究所・研究員)

文化遺産学事始め

山口欧志(日本学術振興会特別研究員PD、国際日本文化研究センター・外来研究員)

コメンテーター

大西健夫(岐阜大学流域圏科学研究センター)
的場澄人(北海道大学環オホーツク観測研究センター)

【お問合せ】
阿部健一
(総合地球環境学研究所 教授)

総合地球環境学研究所
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2419
FAX:075-707-2510
中村 大
(総合地球環境学研究所 プロジェクト研究員)

総合地球環境学研究所
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2481
FAX:075-707-2513