「温暖化するシベリアの自然と人」プロジェクトゼミ

 
日  時: 2011年7月21日(木)15:00−16:00
場  所: 総合地球環境学研究所 研究室14セミナースペース (アクセス
発表者: 藤原潤子(総合地球環境学研究所プロジェクト上級研究員)
タイトル: 現代ロシアにおけるネオペイガニズム
【要 旨】
ネオペイガニズムとは、世界宗教受容以前に信仰されていた自然崇拝的な宗教、及び自然を基盤とした精神世界を取り戻そうという運動で、20世紀半ば以降、各地で見られるようになった。その最大のグループは英語圏における「ウィッカ」であり、その他、ゲルマン・ネオペイガニズム、ネオドルイド教、ネオシャーマニズムなど、様々なバリエーションが存在する。
旧ソ連地域においてネオペイガニズムは、ポスト社会主義時代のナショナリズムの高まりと共に、多くの民族に見られるようになり、一定数の信者が存在する。本発表では、ロシアのネオペイガンがどのように新たな「神話」を創造するのか、またキリスト教との関係、特異な歴史観、ネオナチとの関わりなどについて紹介する。
【お問い合わせ先】
藤原潤子(総合地球環境学研究所 上級研究員)

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