第26回中国環境問題研究会
「中国の『エネルギー問題』は依然『問題』なのか?」

総合地球環境学研究所「中国環境問題研究拠点」では、本年度第二回目の中国環境問題研究会として、九州大学大学院経済学研究院の堀井伸浩先生(専門:中国エネルギー産業分析、中国の大気汚染問題、産業経済論、環境経済学)に、石炭や再生可能エネルギー、原子力など中国のエネルギー産業、そして「エネルギー問題」の見通しについてご報告をいただきます。

ふるってご参加下さい。

日  時: 2011年6月21日(火)13:00 - 15:00
場  所:

総合地球環境学研究所 セミナー室 1・2 ( アクセス)

報 告: 堀井伸浩(九州大学大学院経済学研究院)
「中国の『エネルギー問題』は依然『問題』なのか?:市場経済化の進展がもたらした対策の深化とその有効性」
【要 旨】
中国の「エネルギー問題」は長らく成長のボトルネックとなると指摘されてきたが、実は2000年代半ば以降、エネルギー産業における市場経済化が進展し、エネルギー生産および消費における効率性が大きく向上したこと、その結果投資が十分に回るようになったことで状況は大幅に改善している。加えて、政府の中長期的視野に基づく戦略的な政策も概ね良好な効果をもたらしている。報告では個別のエネルギー産業の事情を紹介しながらこうした最近の状況を分析するとともに、第12次五カ年計画にも触れ、今後の中国の「エネルギー問題」の行方を展望する。
【お問い合わせ先】
松永光平
(総合地球環境学研究所 中国環境問題研究拠点 研究員)

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