シンポジウム
タクラマカン砂漠の環境3000年−小河墓・楼蘭・そして今

 

「農業が環境を破壊するとき−ユーラシア農耕史と環境」 プロジェクトでは、プロジェクト期間を通して新疆ウイグル自治区・小河墓遺跡(1,500-1,000 BC)の考古学調査を行って参りました。また、スウェーデンの スウェン・ヘディン財団との研究協力により、探検家スウェン・ヘディンが20世紀前半に小河墓遺跡や楼蘭遺跡周辺で撮影した写真のアーカイブ化も進めています。

これらの研究成果を発表し、タクラマカン砂漠における3000年前、20世紀前半、そして今日にいたる環境の変遷と、そこから示唆される未来への指針について討論すべく、下記の要領でシンポジウムを開催いたします。

みなさまのご参加をお待ちしております。

日 程: 2010年3月4日(木) 10:00-15:30
場  所: 京都大学稲盛財団記念館 3階大会議室(稲盛記念ホール) ( 矢印アクセス)
タイトル: タクラマカン砂漠の環境3000年−小河墓・楼蘭・そして今
言 語: 中国語・英語・日本語(中国語・英語は日本語通訳付き)
備 考: 入場無料、事前申し込み不要
チラシ(PDF: 459KB)
プログラム
10:00 開場
10:30−10:45 細谷 葵(総合地球環境学研究所)
「シンポジウムの趣旨説明」

10:45−11:45 ホーカン・ヴォルケスト
(スウェン・ヘディン財団/スウェーデン国立民族学博物館)
「スウェン・ヘディンとタリム盆地の景観変遷の研究」(英語、日本語通訳付き)
(Sven Hedin and the study of the changing landscape of the Tarim Basin)
11:45−13:00 昼休み
13:00−14:00 イディリス・アブドゥラスル(新疆文物考古研究所)
「楼蘭地区考古学研究の重要な新展開−小河墓遺跡を中心に」(中国語、日本語通訳付き)
(楼蘭地区考古的重要突破)
14:00−15:00 伊藤 敏雄(大阪教育大学)
「楼蘭地区の歴史と環境−文献史料を中心に」
15:00−15:15 小島 康誉(佛教大学ニヤ遺跡学術研究機構)
「世界的文化遺産の保護研究を使命として」
15:15−15:30 佐藤 洋一郎(総合地球環境学研究所)
「閉会のことば」
【お問い合わせ先】
細谷葵 Leo Aoi Hosoya, Ph.D.(Cantab.)
(総合地球環境学研究所 プロジェクト研究員)

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
総合地球環境学研究所
TEL:075-707-2386(直通)
FAX:075-707-2508
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