第4回  全球都市全史研究講演会
『食から見た都市―地域と歴史を縦断して―』
The 4th Whole Earth Urban Historical Research Seminar

プロジェクト「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト:そのメカニズム解明と未来可能性に向けた都市圏モデルの提案」(メガ都市プロジェクト)では7月29日(木)下記のとおり、第4回全球都市全史研究講演会を開催致します。

東京での開催となっておりますが、ご関心のある方は、奮ってご参加ください。

詳細チラシはこちら (PDF: 819KB)です。

日  時: 2010年7月29日(木) 13:30−18:30
場  所:

東京大学生産技術研究所As棟303、304号室
(東京都目黒区駒場4-6-1  アクセス)

演  題: 食から見た都市―地域と歴史を縦断して―
主  催: 総合地球環境学研究所
  「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト」プロジェクト
  (通称:メガ都市プロジェクト 代表:村松伸)
【開催趣旨】
私たちは、メガシティのこれからを見定めるために、地球上に存在した都市、あるいは今、まさに地球にある都市を、さまざまな角度から見て、その工夫や問題点を学ぶ研究会を開いています。今回は、食をテーマにします。「食べること」は人間の存在条件の第一とも言える行為で、都市を考えるときの重要な切り口になるのではないでしょうか。16世紀オスマン帝国の首都イスタンブルの食糧供給事情、中国におけるマイノリティでありしかも食の禁忌を有するムスリム(イスラーム教徒)の対応、そして現代のメガシティたるジャカルタの食の変容のご発表をお願いいたしました。その後に、ジャカルタの漁業資源とマーケットの研究を進めている山下裕子さんからコメントを戴き、お越しいただいた方全員が参加する形で、都市と食の関わりを、地域と歴史を縦断する形で討論を進めていきたいと思います。食は、アイデンティティや都市的経験、グローバリゼーション、変容とのかかわりで考えられる側面と、もうひとつには、食の安全、栄養、グローバルフードシステムなどから考えられる側面があると言われます。東京では世界の料理が食べられるようになってきています。今後、食生活とともに都市はどのように変容していくのでしょうか。みなさまのご参加をお待ちしております。(深見奈緒子・早稲田大学イスラーム地域研究機構准教授)
【プログラム】  13:30−18:30
「16世紀後半におけるイスタンブルの食糧事情」
澤井一彰(日本学術振興会・特別研究員)
「都市の食と中国ムスリム;
回族の「清真」その民族・宗教・地域の交渉から」
砂井紫里(早稲田大学イスラーム地域研究機構助教)
「ジョジョバ(幸せな独り者);
インドネシア都市部におけるキャリア女性の食行動とジェンダー規範の変容」
阿良田麻里子(国立民族学博物館外来研究員)
コメンテーター 山下裕子(一橋大学商学部准教授)
【問合せ】
林 憲吾 | HAYASHI Kengo

「メガ都市プロジェクト」プロジェクト研究員
総合地球環境学研究所
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2340(直通)
FAX:075-707-2508
西村 弘代 | NISHIMURA Hiroyo 博士課程
東京大学生産技術研究所村松伸研究室
東京都目黒区駒場4−6−1 Bw701
TEL:03-5452-6442
 
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