第30回レジリアンス研究会
「社会・生態システムの脆弱性とレジリアンス」プロジェクト(E-04 レジリアンスプロジェクト)では、下記の要領でレジリアンスセミナーを行います。
みなさまのご参加をお待ちして おります。
サハラ砂漠南縁の西アフリカのサバンナ帯には、人口密度が数百人/km3にもおよぶ人口稠密な農村地域が多い。本発表では、これらの地域に共通する生業上の特徴である「集約的な農業」と「精緻な資源利用」に着目し、それらがいかなる技術的・制度的革新のもとに展開し、また近年の社会経済環境の変化を受けてどのように変容しているかについて、セネガルのセレール社会を事例として考察する。とくに、セレールの人々が生業の要として長年にわたって利用してきたマメ科高木のFaidherbia albidaに焦点をあて、その回復について生業との関連から詳しく説明する。
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