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第27回 「人と自然:環境思想セミナー」

農業が環境を破壊するとき―ユーラシア農耕史と環境」プロジェクト(略称:里プロジェクト)では、第27回「人と自然:環境思想セミナー」を下記の通り開催いたします。

  ふるってご参加ください。

詳細チラシはこちら (PDF)です。

テーマ

1928 − 風土・民芸・聴竹居

日    時 12月16日(水)  15:00-17:00
場    所 総合地球環境学研究所 講演室 ( アクセス)
講  師 川島智生さん(建築史家)
松隈 章さん(竹中工務店・聴竹居倶楽部代表)
備  考 申込不要/聴講無料

【概  要】

1928−哲学者、和辻哲郎がはじめて「風土」について講義した1928年。
1928−「民芸」運動のリーダー、柳宗悦がはじめて理想の住空間を実現した1928年。
1928−建築家、藤井厚二がエコハウスの原点ともいうべき「聴竹居」を建てた1928年。
これら三つが同じ年のできごとというのは単なる偶然でしょうか。
風土、民芸、聴竹居をキーワードに、環境や風土に即したライフスタイルのあり方を考えていきます。

【プログラム】
15:00 「1928哲学的考察−和辻哲郎と風土」
鞍田 崇(総合地球環境学研究所上級研究員)
15:15 「美しい暮らしのかたち−民芸における建築」
川島智生さん(建築史家)

15:45

 

「風土とともに暮らす−藤井厚二と聴竹居」
松隈章さん(竹中工務店・聴竹居倶楽部代表)
16:15 ディスカッション 川島智生さん×松隈章さん (進行:鞍田)
16:45 フロアとの質疑
【講師プロフィール】
川島智生 KAWASHIMA Tomoo
建築史家
1957年広島県生まれ。京都工芸繊維大学大学院造形工学研究科博士課程修了。専門は日本近代建築史。神戸女学院大学などで教鞭を取る。各地で忘れられた建築や建築家の発掘をおこない、再評価を試みてきた。民藝運動の最初の建築「三国荘」が現存することを発見したことでも知られ、「International Arts and Crafts」展(ロンドン・V&A美術館、2005)・「生活と芸術−アーツ&クラフツ展」(京都国立近代美術館/東京都美術館/愛知県美術館、2008-09)では、三国荘の復元展示にも関わった。主な著作に「日本民藝館の建築(上)−柳宗悦の創作作品あるいは長屋門へのオマージュ」(『民藝』682号、日本民藝協会)、「日本インターナショナル建築会の遺したもの」(『日本インターナショナル建築会・復刻版解説本』、国書刊行会)、『観光のまなざしの展開』(共著、春風社)など。
松隈 章 MATSUKUMA Akira
竹中工務店・聴竹居倶楽部代表
1957年兵庫県生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒。竹中工務店本社(東京)・地球環境室などを経て、現在は大阪本店設計部情報事務部門情報企画グループ・課長。近代建築の保存活動にも精力的に携わり、「関西のモダニズム建築20選展」(芦屋市立美術館、2001)及び「文化遺産としてのモダニズム建築docomomo100選展」(東京・松下電工汐留ミュージアム/大阪市立住まいのミュージアム、2005〜2006)では実行委員をつとめる。「聴竹居」については、いち早くその価値を認め、いまだその実態がほとんど知られていない当時から保存活動に取り組んできた。2008年より地元の大山崎町の有志と共に「聴竹居倶楽部」を結成、代表を務めている。主な著書に、『環境と共生する住宅 聴竹居実測図集』(共著、彰国社)、『文化遺産としてのモダニズム建築docomomo100選展』図録(共著、新建築社)など。
【関連企画情報】
「聴竹居」と藤井厚二展
開催中 〜 2009.12.24. (fri)

GALLERY A4 (竹中工務店東京本店1F 03-6660-6011)

http://www.a-quad.jp/main.html
【お問い合わせ先】
鞍田 崇(地球研・上級研究員、環境思想セミナー担当)
〒603-8047  京都市北区上賀茂本山457-4
総合地球環境学研究所
TEL:075-707-2382  FAX:075-707-2508
Email:
人と自然:環境思想セミナーのホームページ

 

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