HOME > トピックス〈一般〉一覧:2009年 >9月16日 (開催案内)

第24回 「人と自然:環境思想セミナー」

農業が環境を破壊するとき―ユーラシア農耕史と環境」プロジェクト(略称:里プロジェクト)では、第24回「人と自然:環境思想セミナー」を下記の通り開催いたします。

  ふるってご参加ください。

詳細チラシはこちら (PDF)です。

テーマ

生きているスローフード:椎葉村だより

日    時 9月16日(水)  15:00-17:00
場    所 総合地球環境学研究所 講演室 ( アクセス)
話 し 手 飯田辰彦さん
(ノンフィクション作家)
聞 き 手 鞍田崇(総合地球環境学研究所上級研究員)
申込不要 聴講無料

【概  要】

「家庭の味」が見失われてから久しい。だからだろうか、スローフード・ブームに始まって、このところは「食育」ばやりである。自治体から企業、NPOまで、事業やイベントで踊っている。でも、ちょっと待ってほしい。食の原点は暮らしじゃないのか。なのに、きょうびは食ばかりもてはやされて、肝心の地域の暮らしは崩壊寸前。そんななか、九州の奥山に奇跡のごとく、郷土の食を守り続けてきた村がある。それを誇りにする山人たちの見事な暮らしの体系を通して、あるべき食の姿を考えていきたい。 −飯田辰彦

【プロフィール】
飯田辰彦 IIDA Tatsuhiko
ノンフィクション作家
1950年、静岡県生まれ。慶応義塾大学文学部卒。雑誌編集者として12年余り過したあと、独立しフリーのルポライターに。衰退著しい日本各地の生活文化・民俗の取材に奔走するとともに、国内・外の風土に根ざしたテーマで、数々の作品を世に送り出している。著者に『東京都のガラパゴス』(NTT出版)、『匠たちの系譜』、『服部二柳伝説』、『神の小さな土地』(以上、河出書房新社)、『美しき村へ』(淡交社)、『相撲島』(ハーベスト出版)、『メキシコ風来』(鉱脈社)など多数。食・農を論じた著書として、『蘇るおいしい野菜』『永田農法・驚異の野菜づくり』(以上、宝島社新書)、『生きている日本のスローフード』(鉱脈社)、『あっぱれ日本のスローフード』(淡交社)、椎葉村を扱ったものとしては『山人の譜、今も』(河出書房新社)などがある。
¶今後の予定:
第25回/10月26日(月)
「風土の中のうつわ」
柳原睦夫(陶芸家・大阪大学名誉教授)
【お問い合わせ先】
鞍田 崇(地球研・上級研究員、環境思想セミナー担当)
〒603-8047  京都市北区上賀茂本山457-4
総合地球環境学研究所
TEL:075-707-2382  FAX:075-707-2508
Email:
人と自然:環境思想セミナーのホームページ

 

Page top