第1回  ジャカルタ都市研究会
The 1st Jakarta Seminar

このたび、「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト:そのメカニズム解明と未来可能性に向けた都市圏モデルの提案」プロジェクトでは、「ジャカルタ都市研究会」を立ち上げました。そこで、龍谷大学より加藤剛先生をお招きして、第1回 ジャカルタ都市研究会を開催致します。

みなさま奮ってご参加いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

詳細チラシはこちら (PDF)です。

日  時: 2009年9月14日(月) 13:00−17:30
会  場:

総合地球環境学研究所・セミナー室1,2 (アクセス)

題  目:

東南アジアの首都を読む- <ジャカルタの誕生>を中心に

講  師:

加藤 剛
(比較社会学/龍谷大学社会学部教授・京都大学名誉教授)

主  催: 総合地球環境学研究所
「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト」プロジェクト
(メガ都市プロジェクト 代表:村松伸)
京都大学東南アジア研究所GCOEプログラム
「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
【開催趣旨】

1.近年、わたしたち(村松伸、甲山治)は、メガシティと地球環境、生存基盤持続型の発展と地域研究というテーマで、それぞれ研究プロジェクトを進めてまいりました。 このたび、合同でジャカルタという都市を中心にすえ、さまざまのディシプリンから都市にかかわる問題を深く掘り下げ、それぞれの研究を深化させることを目的に、 「ジャカルタ都市研究会」を立ち上げます。

2.すでに内外をとわず、都市ジャカルタに関する研究は浩瀚なものに上っています。都市ジャカルタについて今後研究を進展させていく上で、 まず最初にすべきは、既存の研究の十分な理解と批判的な継承です。「ジャカルタ都市研究会」の第一フェーズとして、 内外の研究者の方々にジャカルタをテーマとしたこれまでの研究、および、そのことに対する、現在の関心、今後の展望について、 お話をいただき、私たちの今後の研究の糧とさせていただこうと考えています。

3.第一回のジャカルタ研究会では、比較社会学者として、インドネシアを拠点として活躍されておられます、東南アジア研究所の名誉教授、 現龍谷大学教授、加藤剛先生に、「ジャカルタの誕生−東南アジアの首都を読む」と題して、首都ジャカルタの位置づけを、 東南アジア全体からの視点でお話いただきます。「ジャカルタの誕生」だけでなく、「ジャカルタ都市研究会の誕生」としましても、 重要な意味をもち、それを巡って、討論をいたします。多数の参加を期待しております。

ジャカルタ都市研究会 (代表:村松伸、甲山治)

【プログラム】
13:00-13:15
「ジャカルタ都市研究会開催にあたって」
村松伸(都市・建築史/総合地球環境学研究所教授)
13:15-15:15
「東南アジアの首都を読む-<ジャカルタの誕生>を中心に」
加藤剛(比較社会学/龍谷大学社会学部教授・京都大学名誉教授)
15:15-15:30
休   憩
15:30-16:30
コメント
籠谷直人(経済史/京都大学人文科学研究所教授)
栗原伸治(建築人類学/日本大学生物資源科学部准教授)
16:30-17:30
全体討議:「ジャカルタ都市研究の今後」
司会:甲山治(水文学/京都大学東南アジア研究所准教授
参考資料:
加藤剛「政治的意味空間の変容過程―植民地都市からナショナル・キャピタル へ」坪内良博編『〈総合的地域研究〉を求めて―東南アジア像を手がかりに』 京都大学学術出版会、1999、163-259.
□ 加藤剛 | KATO Tsuyoshi・略歴
一橋大学社会学部卒業。1977年コーネル大学よりPh.D.(社会学)。京都大学東南アジア研究センター(現東南アジア研究所)教授、同大学大学院アジア・ アフリカ地域研究研究科教授を経て、現在、龍谷大学社会学部教授、京都大学名誉教授。専門分野は比較社会学、東南アジア研究。
著書に、Matriliny and Migration(Cornell University Press, 1982)、『時間の旅、空間の旅』(めこん、1996)、編著に、『変容する東南アジア社会』 (めこん、2004)、『国境を越えた村おこし』(NTT 出版、2007)、訳書に、 ムハマッド・ラジャブ著『スマトラの村の思い出』(めこん、1983)、ベネディクト・アンダーソン著『ヤシガラ椀の外へ』(NTT出版、2009)
【お問合せ】
林 憲吾 | HAYASHI Kengo
(総合地球環境学研究所 プロジェクト研究員)

総合地球環境学研究所
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2340 (直通)
FAX:075-707-2508
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