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第21回 「人と自然:環境思想セミナー」

農業が環境を破壊するとき―ユーラシア農耕史と環境」プロジェクト(略称:里プロジェクト)では、第21回「人と自然:環境思想セミナー」を下記の通り開催いたします。

  ふるってご参加ください。。

詳細チラシはこちら (PDF)です。

テーマ 俺はなぜ花を愛でるのか
−AMPS : AZUMA MAKOTO PRIVATE SEMINAR
日    時 6月24日(水)  15:00-17:00
場    所 総合地球環境学研究所 講演室 ( アクセス)
話 し 手 東信さん(フラワー・アーティスト)
聞 き 手 鞍田崇(総合地球環境学研究所上級研究員)
申込不要 聴講無料

【概  要】

3年前の夏、地球研が中心となって「人はなぜ花を愛でるのか」というシンポジウムが開かれました。芸術、民族、植物、様々な分野の専門家があつまって、実に多様な議論が交わされました。書籍化もされて、これがなかなか面白い。でも、肝心なことが欠けているように思う

というのは、誰も自分のことを語っていない。正確に言えば、自分のことしか語れない、そういう人物がいない。だいたい「人はなぜ花を愛でるのか」なんて、まるで「私が好きかどうかはともかく、なぜみんな花が好きなの?」−なんだかそんな風にうそぶいているみたい。花を愛でる、それは、どこまでも個人的な事柄であるはずなのに。

環境問題をめぐる言説についても、似たようなことを感じます。「私が守りたいかどうかはともかく、みんなで地球を守らなければいけない」。問題が次々と指摘されて危機意識が煽られ、「エコ」を冠した情報や製品が着々と用意されていくけれど、核になる主体への問いかけはいつも抜け落ちたまま。私なんていうのは最初から視野の外に置かれるしかないのでしょうか。

好きだから好き。もしかしたら、それ以上語りようのないものなのかもしれません。でも、ひょっとしたら、彼なら何か言葉にしてくれるんじゃないか。そんな期待をこめて企画しました。 「俺はなぜ花を愛でるのか」−東信とともに切り込んでみたい。

みなさまのご参加、心よりお待ちしております。

【プロフィール】
AZUMA Makoto  フラワーアーティスト
1976年福岡県生まれ。2002年より花屋を営み、現在は東京・南青山にてオートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を構える。その傍ら、花・植物の本性をあばき出す繊細かつストレートな表現を次々と手がけ話題を集めている。
2005年以降はNY、パリをはじめ海外にも活動の幅を広げてきた。2007年、2年間限定のプライベートギャラリー「AMPG」(東京・清澄白河)をスタートさせ、月替わり計24回にわたって自身の作品を発表。2008年7月、個展「BOTANICAL SCULPTURE」を開催(NRWフォーラム、ドイツ・デュッセルドルフ)、約6000人の来場者を集める。同10月、吉岡徳仁ディレクション「セカンド・ネイチャー」展に参加(21_21DESIGN SIGHT、東京・六本木)。2009年3月、AMPGを総括する個展「AMPG vol.25」を開催(三菱地所アルティウム、福岡・天神、5月24日まで)、同時に福岡イムズ20周年記念の館内装飾を行う。同4月、ミラノサローネと同時開催の「TOKYO FIBER 09 SENSEWARE」展へ出展(トリエンナーレ美術館、イタリア・ミラノ)。5月、個展「Distortion × Flowers」を開催(EYE OF GYRE 、東京・神宮前、5月15日−6月7日)、「森山大道『記録』on the road collaboration with 8 creators」展へ参加(EPSITE GALLERY、西新宿、5月27日-7月5日)。
  (東 信さんのホームページ )
¶今後の予定:
第22回/
「エコロジーへの感性を養うアート」
講 師:長谷川祐子氏(東京都現代美術館チーフキュレーター)
  (東京都現代美術館ホームページ )
【お問い合わせ先】
鞍田 崇(地球研・上級研究員、環境思想セミナー担当)
〒603-8047  京都市北区上賀茂本山457-4
総合地球環境学研究所
TEL:075-707-2382  FAX:075-707-2508
Email:
人と自然:環境思想セミナーのホームページ

 

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