FS(Feasibility Study) へ移行するプロジェクト
(2007年10月より)

 9月21日に行われた、IS(Incubation Study)報告・FS(Feasibility Study)移行発表会において 名古屋大学大学院 環境学研究科・井上元教授の研究課題「温暖化とシベリアの人と自然」は、FSに移行することに決まりました。また、同教授は、10月1日付けで、地球研客員教授になりました。

プロジェクト名:
「 温暖化 とシベリアの人と 自然 」
“Peoples and Nature in Siberia Associated with Global Warming”
 
内  容:
  シベリアでは、最も顕著に温暖化が進行すると予想され、すでに気候・自然生態・凍土などに多くの変化が起こっている。また、ロシア経済を支えるエネルギー資源の主生産地でもあり、その他の産業開発を含め今後の急速な展開とその広範な社会的影響が予想される地域である。シベリアの水・炭素循環の特徴やその変化を明らかにし、都市・農村双方において独自の社会的インフラを備え、多民族からなるシベリアの人々の暮らしに、それらがどの様に影響を及ぼすか、そしてそこでの人間活動は、シベリアを含めた世界の気候にどの様にフィードバックするかなどを、自然科学・社会人文学の両面から明らかにするための予備研究を実施する。