藤原潤子 著
1991年のソ連崩壊以降、ロシアでは呪術やオカルトへの興味が高まった。本書は、三代にわたる「呪い」に苦しむひとりの女性の語りを出発点とした、現代ロシアの民族誌である。呪術など信じていなかった人びとが呪術を信じるようになるプロセス、およびそれに関わる社会的背景を描く。世界観の多様性を実感させられる一冊。
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