地球研は創立以来5年が経過し、その第1期プロジェクトが終了の時期を迎えようとしています。この第1期5年の研究所としての研究成果を広く世界の研究者に発信するため、来る11月7日、8日の予定で国際シンポジウム「水と人間生活」を開催します。これにあわせ、前日の11月6日に、公開講演会「水と未来可能性」を開催し、その成果の一部を広く一般に公開することにしました。今世界中で水をめぐる問題がわき起こり、人類共通の地球環境問題として位置づけられるようになっています。公開講演会では、ユネスコのゴードン・ヤング博士に世界の水問題を紹介していただいたあと、地球研所長の日高敏隆博士に「未来可能性」ついて講演いただきます。なお会は、今まで地球研の研究に接したことのなかった方々にも研究所やその成果を知ってほしいと考え、長岡京室内アンサンブルによる音楽と講演会を織り交ぜるという、新たな試みの場としたいと考えています。長岡京室内アンサンブルを主宰する森悠子さんは、音楽に「環境」を考えるメッセージを込めたいと以前から言っておられます。司会はNHKアナウンサー松平定知氏にお願いしました。
|