行事案内

公開講演会「水と未来可能性」へのお誘い

grayline

地球研所長 日高敏隆

 地球研は創設から5年を迎えた今年、その研究成果を公開する初の国際シンポジウムを11月7日(火)、8日(水)に開催します。これに先立ち、前日の11月6日に、広く市民の皆さんを対象とする公開講演会を開きます。題して「水と未来可能性」。今回の講演会では、今まで私たち地球研のことをご存じなかった方々にも研究所やその研究成果を広く知っていただこうと、思いきって少し変わった取り組みを考えました。長岡京室内アンサンブルによる美しい音楽を聴きながら、2題の講演を聴いていただこうという趣向です。講演の内容、演奏される曲目は以下に説明します。なお司会には、「その時歴史が動いた」のNHK松平アナウンサーをお願いしました。どうぞこぞってお越しください。心からお待ちしております。

日 時:平成18年11月6日(月)
場 所:国立京都国際会館イベントホール

プログラム

12:30 開場
13:30 楽曲:ボッケリーニ「チェロ協奏曲」 チェロ:堀江牧生、演奏:長岡京室内アンサンブル
13:45 講演:「淡水資源の危機」(ゴードン・ヤング、ユネスコ世界水評価プログラムコーディネーター)
  (同時通訳つき)
14:45 地球研紹介(松平定知、NHKアナウンサー)(同時通訳つき)
14:55 講演:「未来可能性とは何か」(日高敏隆、地球研所長)(同時通訳つき)
16:00 休憩
16:25 楽曲:ヴィヴァルディ「四季」 演奏:長岡京室内アンサンブル
17:05 終演

司会:松平 定知(NHKエグゼクティブアナウンサー)

演者・演奏者・司会紹介

ゴードン・ヤング 1942年、イギリス生まれ
世界の水問題について、世界で最も詳しい演者が、世界で起きている水問題の現状についてリアルに語る
日高敏隆 1930年、東京生まれ
初代所長として5年にわたって研究所をリード。今回「未来可能性」という新しい概念を提唱。
◆ 長岡京室内アンサンブル 1997年発足
長岡京市出身でフランスを中心に教育・演奏両面で国際的に活躍してきたヴァイオリニスト・森悠子の「地域ごとに独自の音色をもつオーケストラがあるヨーロッパのように、長岡京独自の音色・思想をもった団体を育てたい」という理念の下に、関西をはじめ世界各地から優秀な若手演奏家が集まり、指揮や合図に頼らず互いの音を聞く 「 耳 」 を究極に研ぎ澄ました独自のスタイルを特徴とし、高度な表現法、音楽性の豊かさが、日本でも希有な存在として評価されている。今回は「環境について音楽からも発信を」という森氏の想いとジョイントした。
◆ 堀江牧生 1990年、 大阪生まれ
3才よりチェロを始め、6才から毎年リサイタルを開く。現在、大阪府立夕陽丘高等学校音楽科に在学。長岡京室内アンサンブルの森悠子氏にその才能を求められ、今回も「ボッケリーニ・チェロ協奏曲のソロを担当する。
■ 松平定知 1944年、 東京生まれ
1969年 NHKに入局。高知放送局を経て現在、東京アナウンス室に在籍。これまでに「NHKニュース7」、「モーニングワイド」、「NHKニュース11」、「NHKスペシャル・世紀を越えて」、「NHKスペシャル アジア・古都物語」「その時歴史が動いた」(平成12年〜)などを担当。

※ 申し込み方法:往復葉書、FAX(075-707-2147)
※ 問い合わせ :総合地球環境学研究所 国際シンポ係(TEL:075−707-2106)

上に戻る