第10回 地球研フォーラム
「足もとの水を見つめなおす」

地球研の理念や研究成果に基づいて具体的な問題提起を行うことを目的に年1回開催している「地球研フォーラム」は、今年で10回目を迎え、来る7月3日(日)に国立京都国際会館において開催いたします。

【背景とねらい】
地球は水の惑星といわれるように、私たちと水は切っても切れない関係にあります。人体の70パーセントは水であり、産業・飲料・衛生、さらに生物多様性の維持のために、水はなくてはならない資源です。しかし、水は単なる資源以上の存在でもあります。このたびの東日本大震災で多くの人の命が奪われましたが、水はときには自然の恐ろしさを代表するものといえましょう。ひとびとは、自然の恵みであり、同時に恐ろしいものでもある水とどのように向き合ってきたのでしょうか。本フォーラムでは、私たちの生活と深く関わってきた「足もとの水」を、文化のまなざしから見つめ直し、水にまつわる環境の問題を、ともに考えたいと思います。
※詳細(チラシ)のダウンロードはこちらです(2.06MB )。

【日    時】
平成23年7月3日(日) 13:30−17:00(12:30開場)
【会    場】
国立京都国際会館  Room D  (アクセス  交通のご案内、  周辺ガイド
〒606-0001京都市左京区岩倉大鷺町422番地
【主    催】
総合地球環境学研究所
【プログラム】
講演: 窪田順平(総合地球環境学研究所 准教授)
   「限られた水と多すぎる水」
中島経夫(総合地球環境学研究所 客員教授、琵琶湖博物館 名誉学芸員)
   「水との関わりをとりもどす:『うおの会』の活動を通じて」
高岡弘幸(福岡大学 教授)
   「水は何をきれいにするのか?:怪異譚にみる水と心」
村松 伸(総合地球環境学研究所 教授)
   「水の記憶とその表現」
MEUTIA,Ami Aminah(総合地球環境学研究所 研究員)
   「インドネシアの水と民俗知」
パネルディスカッション
窪田順平、中島経夫、高岡弘幸、村松伸、MEUTIA,Ami Aminah
司会:内山純蔵(総合地球環境学研究所 准教授)、阿部健一(総合地球環境学研究所 教授)
【聴    講】    無  料
※フォーラム会場は、地球温暖化防止対策への取り組みのひとつとして、
室温を高めに設定します。みなさまも軽装でお越しください。
【申込み方法】
はがき、FAX、E-mailにて、●郵便番号●住所●氏名●電話番号●参加人数を明記の上、下記「地球研フォーラム事務局」までお申し込みください。お寄せいただいた個人情報は、地球研が開催する催しの案内に利用させていただきます。
【応募締切日】
6月20日(月)。定員 (250名)に達した場合には、応募を締め切る場合があります。
【申し込み・お問い合わせ先】
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457−4
総合地球環境学研究所研究協力課 地球研フォーラム事務局
TEL:075-707-2492   FAX:075-707-2510
E-mail: