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第13回地球研地域連携セミナー
「地球の未来、地域の知力―環境問題の解決に向けて」
開催報告

2014年2月11日、鳥取環境大学にて、第13回地球研地域連携セミナー(地球研・鳥取環境大学・鳥取大学合同シンポジウム)「地球の未来、地域の知力―環境問題の解決に向けて」を開催しました。

地球研地域連携セミナーは、各地の大学・研究機関・行政等とともに、地球環境問題の根底を探り、解決のための方法を考えていくセミナーです。第13回目となる今回は、鳥取環境大学及び鳥取大学と協働で企画・開催しました。

古澤巖(鳥取環境大学学長)による開会挨拶の後、平井伸治(鳥取県知事)より挨拶が述べられ、その後、秋山豊寛(ジャーナリスト・宇宙飛行士・京都造形芸術大学教授)が「宇宙から地球を考える」と題し基調講演を行いました。続いて、田中樹(地球研准教授)による講演「遠いアフリカでの砂漠化対処に取り組むワケ」、小林朋道(鳥取環境大学環境学部教授)による講演「先端技術と知識を携えた“狩猟採集生活”の時代へ」、恒川篤史(鳥取大学乾燥地研究センター教授)による講演「世界の食料生産を支える土地:地域と地球をつなぐもの」を行いました。

今回のセミナーでは、2013年6月29日に開催した第12回地球研フォーラムに続き、Twitterを利用し、会場内の参加者から随時質問・コメントを受け付けました。

講演後のパネルディスカッションでは、Twitterで寄せられた質問・コメントを活用しながら、コーディネーターの阿部健一(地球研教授)、横山伸也(鳥取環境大学環境学部教授)を中心に、講演者4名との議論が活発に行われ、安成哲三(地球研所長)による閉会挨拶をもって締めくくりました。

当日は、高校生や大学生を中心に約400名の参加があり、「行動する大切さを知れて良かった」、「今から自分ができること、子どもに伝えていくことを再考する機会となった」、「ツイートを公開することで多くの人の考えを見ることができ、とても良かった」等の感想が寄せられ、参加者に環境問題について考えていただく良い機会となりました。

(文責・管理部 本田智子)

■当日の発表資料はこちら(PDF)

  1. 講演1 田中 樹 「遠いアフリカでの砂漠化対処に取り組むワケ」
  2. 講演2 小林朋道 「先端技術と知識を携えた“狩猟採集生活”の時代へ」
  3. 講演3 恒川篤史 「世界の食料生産を支える土地:地域と地球をつなぐもの」

■当日の様子