第36回  地球研セミナー

第36回地球研セミナーを下記の要領で開催いたします。
ふるってご参加ください。

日  時: 2009年5月15日(金)13:00−14:00 (講演40分、討論20分)
場  所: 総合地球環境学研究所 講演室 アクセス
講演者: 福田正己氏  (アラスカ大学フェアバンクス校)
演  題: 「気候変動と野外遺跡の成立と保存−中国敦煌莫高窟の成立と気候変動」
協  力: 総合地球環境学研究所:
  プロジェクト「アムール・オホーツクプロジェクト」(白岩プロジェクト)
要  旨:

世界遺産に登録されている中国敦煌莫高窟は随から唐代にかけて成立した仏教遺跡である。洞窟内部には見事に彩色された壁画が残されている。こうした遺跡の成立には当時の環境が現在よりも良好であったことがうかがえる。古気候の復元から洞窟遺跡成立や人口変動を推定する。

また最近の温暖化のもとで、こうした壁画の劣化が加速している。その防止策についても紹介する。

【お問い合わせ先】
白岩孝行

大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
総合地球環境学研究所
TEL:075-707-2320