【国際ワークショップ】
中国の水環境問題解決に向けたガバナンス
―太湖流域の課題と国際ネットワークの構築

・趣旨:
  中国では水環境保全のための実効性のあるガバナンスが求められています。経済発展の著しい長江デルタ地域に位置する太湖流域では、2007年の水危機以降、環境保全・再生に向けた様々な取り組みが行われています。
  アジア経済研究所では、2008年度より中国太湖流域の環境保全・再生に向けたガバナンスに関する研究プロジェクトを実施しており、南京大学環境学院環境管理・政策研究センターと共同でコミュニティ円卓会議の社会実験を行うとともに、ウッドローウィルソンセンター中国環境フォーラムと新たな国際ネットワークの構築に向けた研究交流活動を行っています。
  本国際ワークショップでは、この分野にて先行的な取り組みを行っている琵琶湖をベースとした湖沼流域ガバナンスに関する国際的研究ネットワークの経験に学びつつ、これまでの研究プロジェクトの成果をふまえて、中国太湖流域における水環境問題の解決に向けたガバナンスの課題と新たな国際ネットワークの構築について議論を行います。

・日時:2010年12月10日(金)10:00~17:45

・場所:ジェトロ本部(アーク森ビル)5階ABC会議室
(アクセスマップ:http://www.jetro.go.jp/jetro/profile/map.html)

・主催:日本貿易振興機構アジア経済研究所、ウッドローウィルソンセンター中国環境フォーラム、南京大学環境学院
(協力:国際交流基金日米センター、信州大学山岳科学総合研究所)

・言語:日英同時通訳(一部、中国語逐次通訳)

・プログラム(予定):

10:00~10:10 開会挨拶・趣旨説明

10:10~12:30 第1部 公開ワークショップ
報告1:「湖沼流域ガバナンスと国際ネットワーク―琵琶湖の経験をふまえて」
      中村正久(滋賀大学環境総合研究センター教授)
報告2:「中国の水環境保全とステークホルダーの参加―太湖流域の課題」(仮題)
      王仕(南京大学環境学院環境管理・政策研究センター研究員)・葛俊杰(同講師)
質疑応答・討論
第1部総括

13:30~17:30 第2部 専門家ワークショップ
パネルディスカッション1 住民・企業・政府間パートナーシップ
パネルディスカッション2 専門家とNGOの役割
総合討論

17:30~17:45 総括・閉会

※プログラムは変更の可能性がありますこと予めご了承ください。

・報告・討論予定者:
  ジェニファー・ターナー(ウッドローウィルソンセンター)/葛俊杰(南京大学)/王仕(南京大学)/蒋岳群(宜興市経済開発区)/王君智(江蘇緑色の友)/冉麗萍(グリーンキャメルベル)/中村正久(滋賀大学)/藤木修(財団法人下水道技術推進機構)/坂本典子(ジャパンフォーサステナビリティ)/礒野弥生(東京経済大学)/水落元之(国立環境研究所)/藤田香(近畿大学)/大塚健司(アジア経済研究所)ほか

・お申し込み([*]を@に置き換えてください)
<公開ワークショップ>
研究支援部成果普及課
Email:seminar[*]ide.go.jp

<専門家ワークショップ>
大塚健司(新領域研究センター)
Email: otuka[*]ide.go.jp / kenotsuka[*]ethinkpub.net