総合地球環境学研究所プロジェクト・公開シンポジウム
「日本列島1万年の歴史からみた 生物多様性と資源利用の知恵」


last update: 2010.11.11

公開シンポジウム「日本列島1万年の歴史からみた 生物多様性と資源利用の知恵」

日時:2010年12月4日(土)13:00〜16:50(開場12:30)
場所:京都会館 会議場
*入場無料・事前申し込み不要(直接会場へお越しください)
主催:総合地球環境学研究所 列島プロジェクト
チラシ:PDFファイル(232kb)
趣旨
日本列島に生きてきた人々は,地域の自然からさまざまな恵みを受けてきたと同時に,自然を改変することでさまざまな土地利用のあり方を生み出してきた.そして,そこからさまざまな動植物を持続的に利用するという地域独自の伝統的な知恵を養ってきた.定住した人々が地域の自然と相互にやり取りをすることで,生き物にとってのさまざまな生息環境が作り出され,豊かな生物多様性が育まれてきた.しかしながらそのような人間と自然との関わりが常に持続的であったわけではない.さまざまな社会・経済の変化や社会的葛藤によって変容して今に至っているのである.人と自然のよりよい関係は現在だけを見ていても語れない.だからといって過去だけを見ていてもわからない.過去の自然とのつきあい方を学びつつ,そこで生まれたさまざまな知恵を,これからの社会に生かしてゆく方法を考えたい.

プログラム
◇趣旨説明 湯本貴和(総合地球環境学研究所)
◇「日本列島における半自然草原の歴史:人間活動の変化と草原環境の維持」須賀丈(長野県環境保全研究所)
◇「開拓がもたらした北海道の資源利用の変容」児島恭子(昭和女子大学人間文化学部)
◇「里山の自然資源利用史に現れた持続と破綻,そして管理の役割」佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
◇「近世日本における山地資源の収奪と保全」白水智(中央学院大学法学部)
◇総合討論



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