総合地球環境学研究所 プロジェクトD-02
日本列島における人間−自然相互関係の歴史的・文化的検討
環境史ワーキンググループ
プロジェクトリーダー:湯本貴和(総合地球環境学研究所・教授)
last update: 2010.5.23
2010年5月17日の辻野からのメイル
環境史研究会の皆様
日付:2010年5月17日14:10
件名:Re: 見取図年表試作
環境史研究会の皆様
辻野です.
コアメンバーの方には4月30日付のメイルでお知らせしておりましたが,
来る6月7日(月)にコアメンバー会議とシリーズ本の編集会議を行います.
http://www.chikyu.ac.jp/retto/naibu/rettobooks.htm
会議では,
スケジュールや原稿の査読状況などの確認を行うとともに,
各巻に収められる見取図環境史年表の状況報告をしていただきたいと思います.
巻の編者と相談しながら現在作成中のものを
6月7日の編集会議に前もってご準備いただけますでしょうか.
なお環境史年表の締切と外形などは,
原稿サイズ:A4サイズの横置き(たて210ミリ、横297ミリ.天地左右10mm余白)
締切:完成原稿の場合は印刷入稿のひと月前まで.
査読:本文「**の環境史」や他の章とのすり合わせを行う.
備考:年表の体裁をそろえる為に,作業(デザイン・製作)を文一総合出版が行うこともできる.
となっております.
締切が印刷のひと月前までなのでまだ余裕があるようですが,
上の会議に先立ってできるだけ早く現段階を教えていただけましたら幸いです.
では失礼します
つじの
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辻野亮 Riyou Tsujino
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
総合地球環境学研究所
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
Tel:075-707-2478(直通)
Fax:075-707-2507(共有)
e-mail: turi@chikyu.ac.jp
2010年3月23日の辻野からのメイル(抄録)
環境史研究会の皆様
辻野です.
シリーズ本の見取図年表第5巻の試作の草稿ができました.
まだまだ検討の余地がありますが,
大きなところでコメントがありましたらご教示願えましたら幸いです.
それぞれの巻でどのようなものができるか検討していただけますでしょうか.
よろしくお願いします.
ちなみにこの図は,
1)第5巻の原稿を一通り読む.
2)関連しそうな年表データと章の守備範囲を抽出する.
3)さらに,通史やほかの文献から関連しそうな事項を検索する(たとえばタットマン本など).
4)Hu-timeで図を描き,.jpgで保存する.
5)イラストレータ上でなぞって描いてゆく.
6)もっともらしい配置を考える.
として作りました.
他の巻もこの方法で描けるのではないかと考えています.
ただし,時間スケールを考えると他の巻ではちょっと考えないといけない部分も確かにあります.
これからの作業は,
7)黒・灰色/細線・太線・点線などの違いに意味を持たせる.
8)年表記入項目の取捨選択.
9)年表データの開始終了年月日と出典の確認.
10)見た目を洗練する
11)この見取図年表を基にした本文作成.
12)それぞれの章の担当箇所を明示
仕上がりの体裁は,
表表紙の裏と裏表紙の裏にそれぞれA5の見開きが1枚ずつ,
文字サイズはまだ決めれていませんが,9か8ポイントくらいかなと思っています.
たまに小さな文字があってもいいかもしれません.
ここら辺は作ってから調整し,体裁を決めるのがいいかと思っています.
情報量は,
生態系の歴史を説明できる程度があればよく,
なくてもいい情報はできるだけ落としたほうが見やすいようです.
たとえば,昭和時代では戦争が重要な項目ですが,
満州事変,日中戦争,太平洋戦争,などと描くと場所がなくなるので15年戦争とまとめてしまいました.
どこそこでなになにという情報も,できれば全国をまとめるようにできたらいいなと思います.
この図ではまだわかりませんが,
横に流れる歴史を縦に見てガバナンスやドライバーがわかるように工夫できたらと思っています.
たとえば,
「日清日露戦争」,「村田銃」,「狩猟規制の緩和」から「各地で哺乳類の激減」に矢印を持ってくるとわかりやすいのではないか,
と思います.
あるいはまだ書いていない部分も多いですが,
「戦乱の時代」→(土木技術の発達)→(湿地の開拓と森林開発)→(田畑の拡大)→「鳥獣害の激化」→「狩猟の二重構造」
時間スケールはこの見本では,
表表紙:1-1500年と1500-2010年
裏表紙:1850-1950年と1950-2010年
で作成しました.
右ページと左ページでスケールが違いますが,この方が全体的にわかりやすいようです.
いかんせん中世以前の情報は限られてきますので.
よろしくお願いします
つじの
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辻野亮 Riyou Tsujino
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
総合地球環境学研究所
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
Tel:075-707-2478(直通)
Fax:075-707-2507(共有)
e-mail: turi@chikyu.ac.jp
見取図年表5巻(試作)EHcha5_ver2_100304.pdf
2009年度列島プロ全体集会での環境史研究会の発表
2009年11月28日,地球研・講演室にて
2009年10月2日の湯本からのメイル(抄録)
ーー環境史WG研究会ワークショップのこと
9月17日と18日には、第4回環境史WG研究会研究会とワークショップ「生物資源の持続と破綻をわけるもの」を行いました。
議事録は現在校訂中で、できあがりましたら、またHPにアップしますが、そもそも生物資源の持続的利用と資源枯渇とはどのようなパラメータで記述されるのかをはじめに、これまでの重層する環境ガバナンス論以外にも、1)持続的利用をしたい人々(あるいはガバナンス)と、破綻させてもかまわない人々(あるいはガバナンス)との綱引きで、自然再生能力を超えた利用の制限のあるなしが決まるのであろうとか、2)ウチの人たちがウチの人たちのために利用する場合、ウチの人たちがソトの人たちのために利用する場合、ソトの人たちがソトの人たちのために利用する場合などの、誰が誰のためにという観点が重要であろうとか、条件整理に必要な論理の取っ掛かりが議論されています。
第4回環境史WG研究会と環境史WS「生物資源利用の持続と破綻をわけるもの」
2009年9月17-18日,地球研・セミナー室3・4にて.
2009年9月18日午後,列島プロ環境史WS,地球研・セミナー室3・4にて.
第4回環境史研究会とWSに関する2009年9月10日の辻野のメイル
環境史WGの皆様
地球研の辻野です.
さて,
第4回研究会とワークショップが今月の17,18日に迫り,
そろそろ内容を詰めようと思いメイルさせていただきました.
まずはお返事をいただけました方々にお礼申し上げます.
総勢で17日の研究会に20名,18日のワークショップに24名のご参加のご連絡をいただきました.
本メイルでは以下の内容を書いております.
・変更済みプログラム案
・これまでの環境史研究会の取り組み
・第4回研究会とワークショップの2つの目標
・目標A:シリーズ本の見取り図としての環境史年表(以下,見取図年表)
・目標B:個別事例研究の環境史(以下,事例環境史)
・プログラム案詳細
長文失礼します.
<変更済みプログラム案>
□ 第4回環境史研究会
日程:2009年9月17日(木)10:30〜18:00,18日(金)8:30〜12:00
場所:地球研3・4セミナー室
内容:見取り図環境史の完成と個別事例検討,および個別事例を普遍化する試み.
□ 環境史ワークショップ「生物資源利用の持続と破綻をわけるもの」
日程:2009年9月18日13:00〜17:30
場所:地球研3・4セミナー室
内容:環境史WG研究会の成果の共有と議論
<これまでの環境史研究会の取り組み>
これまでの環境史研究会の取り組みは以下のURLに格納しております.ワークショップでの議論に役立ちますので,ぜひご覧ください.
URL:https://www3.chikyu.ac.jp/retto/naibu/EnvHistWG.htm
id:rettomember
pass:24702507
<第4回研究会とワークショップの目標>
第4回研究会の目標は,
A)シリーズ本の見取り図としての環境史年表と,
B)個別の事例研究を環境史としてまとめること,
です.
一方で,環境史WGの目指す目的は3つあり,
1)個別の事例研究のより深い理解,
2)さまざまな生態系(各巻)での自然利用の通史,
3)事例研究を積み重ねて,さまざまな生態系を含む日本列島での人と自然の関係の普遍的なパタンを見出すこと(一般化・抽象化),
です.A・B)の目標は上の2・1)に対応します.
さらに,1)の個別事例をいくつか理解できたならば
その先の普遍化(3)もできるかもしれません.
さらに,
これらの環境史WG研究会の成果をシリーズ本の序論と総論を執筆するコアメンバーなどと共有することを環境史ワークショップの目標と考えています.
<目標A:シリーズ本の見取り図としての環境史年表(以下,見取図年表)>
以下,見取図年表は環境史WGの目指す「さまざまな生態系(各巻)での自然利用の通史」の概略を示すためと,見取図としてどの章がどのような時代背景をもっているのかがわかるようにするために,作成します.本の中では,本の表紙を開いた見開き部分と裏表紙を開いた見開き部分の2箇所に収めます.
概略とはいえ,生態系ごとの環境史の通史なわけですから結構ボリュームが出てくる可能性があります.特に,近代以降は統計資料がそろってくるので投入できるデータ量が飛躍的に多くなると思われます.ですから,時代スケールの解像度を変えて2枚,すなわち2000年スケールと近世末以降(あるいは近代以降で比較的精密に議論できる時代区分)の2つに分けて見取図年表を作成します.添付のプレゼンファイル8,9ページをご参照ください.自己説明的に明示してして,ガバナンスや歴史の画期がわかるようなものを目指してはどうかと思います.
また,列島プロでは地域班という枠組みをもって取り組んできましたが,このシリーズ本では地域ではなく,生態系という枠組みで取り組んでおります.巻の編者と執筆者と連携をとって見取図年表を作成する必要がありますので,それぞれのカウンターパートの方々と連絡を取って議論してください(もちろん全員宛にメイルしていただいてもよいかと思います).
わかりやすい年表を描くために下記のような整理が役に立つかもしれません.
■理念
自己説明的に明示
時代背景:政治的ガバナンスと社会状況
歴史の画期←時代背景と技術革新,ドライバ
見取り図:各章の担当年代.そのテーマに関する年表データ
生物資源の動向
■生態系の鍵となる生物資源の動向
ドライバー:対象生物とのかかわりの変化
技術革新:生物資源の効率的利用がどのように行われてきたか
相矛盾する生態系サービスのどれを優先してきたか?
■人口
必ずしも地域人口でなくてもよいし,列島人口でもよいかも.
第2〜5巻にはそれぞれ対象とする生態系があります.第2巻「野と原の環境史」では草地,第3巻「林と里の環境史年表」では里山や里地,第4巻「海と森と島の環境史」では海洋や島嶼,第5巻「山と森の環境史」では森林や山岳が対象となっています.見取図年表では巻ごとのテーマになっている生態系と人間とのかかわりに注目して,生態系ごとの環境史通史の概略を示せればよいと思います.
生態系の鍵となる生物資源やテーマの例は以下のようなものがあると思います.
〜〜〜〜
■第2巻「野と原の環境史」(サハリン班・九州班):「草原はどういうドライバーで維持されてきたか.特に阿蘇」変化せず維持されてきた.
草原を巡る利用の歴史.草原利用の変化.
草原を草原たらしめたドライバー.
花粉と珪酸体で描く草原の状態の変化.
技術革新:それぞれの時代はどうやって草原を利用していたか.
■第3巻「林と里の環境史」(近畿班):「里山の歴史は換金作物の歴史」換金作物の交替(収穫量の変化).
近世末期〜現代までの数値データとそれ以前の品目リストデータ.
炭焼きの歴史.生産量の変化や地域差.
技術革新:炭焼き,流通.
■第4巻「海と森と島の環境史」(北海道・奄美沖縄班):「水産資源の乱獲と回復の努力史」明らかに減った.
漁獲高・水揚げ量の変化.
農業が漁業に移行してゆくドライバー.その証拠となる年表.
技術革新:漁業技術,船舶,網,魚付林.
■第5巻「山と森」(東北班・中部班):「木材資源が乱獲されなかった歴史,東北の哺乳類の乱獲史,非木材資源の利用史」.森林とそこに生息する動植物の歴史.
森林伐採の歴史.狩猟採集の歴史.
技術革新:狩猟採集の技術,伐採技術.
〜〜〜〜
辻野がもっとも理解できている第5巻「山と森の環境史」を例に挙げると,@森林伐採圧,A狩猟圧,B獣害,C政権や人口,の4つが第5巻の主たる話題だと思います.これら4つに対して,a)技術革新,b)社会的要因,c)生物量の変化,d)心性,などの年表的データや数値データを重ね合わせることで,人間と森林生態系の相互関係の時代背景や歴史,文化が見出されるのではないかと思っています.
具体的に挙げるとたとえば以下のような項目です.
〜〜〜〜
第5巻:山と森の環境史
@森林伐採圧
a)技術革新:林業技術(伐採方法,略奪林業から育成林業),縦挽鋸・チェーンソー
b)社会的要因:巨大建築ブーム,戦争,海外出兵,造船,大火,国家的規模の木材需要
c)生物量の変化:森林面積の変化,植林面積・奥山伐採量
明治以降は氷見山ほか(1995).それ以前は不明
太田(2001)も参考.
タットマン(1998)による近世以前の略奪林業
A狩猟圧
a)狩猟技術:鉄砲,槍,弓,落とし穴.伝来と進歩の歴史
b)社会的要求:生類憐みの令,獣害対策,戦争,ハンティングブーム
c)生物量:記載できるような通史を扱うデータはないかもしれない
d)心性:仏教伝来,ケモノとの関わり,開国,文明開化,戦争
B獣害
a)狩猟技術:放牧・家畜化の歴史
b)社会的要求:戦国時代の馬需要,近代以降の肉食文化
c)生物量:放牧数の推移,農林業に対する被害実態・被害金額(近代統計)
C政権・年代・列島人口
林業従事者人口(近代統計)
ハンター人口(近代統計)
列島人口
〜〜〜〜
<目標B:個別事例研究の環境史(以下,事例環境史)>
人間は草原や里山,海洋,森林からさまざまな生物資源を得て生きてきました.生き物と生き物を利用した人間の生活は表裏一体であり,人間社会が持続的に成立していくためには自然から得ていたさまざまな生物資源が持続的に維持されている必要がありました.時に人間は過剰な利用によってその生物資源を利用しつくしてしまうこともあったでしょうし,逆に利用しつくさないように工夫して資源利用していたこともあったと考えられます.生物資源利用の持続と破綻をわけるものは一体何なのでしょうか.
事例環境史では,生物資源利用の持続と破綻をわけるものは一体何なのかを,文献的資料や花粉分析,統計資料を基にして,資源の枯渇と克服の歴史を資料として裏付けられるのではないかと考えています.
生物資源利用が持続するのはたとえば以下のような場合が考えられます.a) 人口や1人当たりの資源需要量が小さかった場合.b) 技術革新によって単位面積あたりの生産性が向上し,自然に対する影響を小さくすることができた場合.c) 行政などによる政策によって生物資源の管理が適切に行われた場合.社会的な要因の変化によって資源に対する需要が減少してしまった場合.
「人欲限りなきゆえ」,常に過剰気味な生物資源利用を制限するには強烈な理由が必要になると思います.ではどういう場合にこの限りない人欲を制限するように社会が変化するのでしょうか.考えられる理由は大きくわけて3つあります.1)一度,人間と自然の関係が破綻直前または破綻に陥り,社会が崩壊しかけて困って懲りた場合,2)あるいはその前に人間と人間の関係が破綻してしまった場合,3)カミさまのバチが当たる場合,です.さらに,賢明な為政者などが将来の社会を見据えて人間と自然の関係を適切に管理しようとして政策を実行した場合も考えられます.
逆に,生物資源利用が破綻するのはたとえば以下のような場合が考えられます.a) 人口増加と1人当たりの需要量の増加による総需要増加した場合.b) これまで利用されてこなかった生物が別の生物資源の代替資源として突然利用されるようになったために急激に需要が発生した場合.c)人と人との軋轢によってコモンズの悲劇を招いた場合.d) 技術革新によって生物資源採取の速度が飛躍的に向上したために過剰利用や乱獲を招いた場合.e) 法律・制度・生活習慣・考え方の変化などの社会的な要因によって資源に対する需要が増加して,これまで看過されてきた生物を徹底的に利用するようになってしまった場合.
では仮にこれまで利用してきた生き物を利用できなくなってしまったとしたら,人々はどういう行動をとるのでしょうか.生活の必要性から,代替資源に移行する場合もあるでしょうし,生活が成り立たずその地域を放棄する場合もあると思います.あるいは同じ生き物を集落近辺ではなくより遠くの場所に探索に行ったり,流通経済の恩恵を受けるかもしれません.
あるいは人間と自然の関係を取り巻くさまざまな要因(技術革新,ガバナンス,生活習慣,代替資源の破綻,など)が変化したことによって人間と自然の関係はどのように変わるのでしょうか.
生物資源の持続的利用には生き物の限界点だけでなく,経済的な限界点もあります.歴史はその限界点を認識したのでしょうか.生物資源の持続的利用の限界点を見据えて,資源利用の方法を転換してきたのでしょうか.資源枯渇のシグナルを見出してきたのでしょうか(どんなものがシグナルなのでしょうか).それを資源利用方法に反映させてきたのでしょうか.生態学的ルールと人間社会のルールをともに満たす形での生物資源の持続的利用方法は,果たしてあるのでしょうか.
さまざまな要因の変化による人間と自然の関係の変化,変化前後における人間の行動の変化,人間社会と生物資源の持続性,それらの持続と破綻をもたらした要因,などに注目して事例環境史をまとめてはどうかと考えています.類型化で事例環境史の情報を集約することができれば,人間と自然の普遍的な関係を描けるかもしれません.
<プログラム案詳細>
第3.6回研究会の報告メイルのなかで第4回研究会と環境史WSのプログラム案を以下のようにお知らせしました.
〜〜〜〜
第4回環境史研究会
2009年9月18日10:30〜18:00 審議事項.見取図環境史と個別事例検討
19日8:30〜12:00 審議事項.見取図環境史と個別事例検討
環境史ワークショップ「生物資源利用の持続と破綻をわけるもの」
2009年9月19日13:00〜17:30
13:00 辻野「導入」
<10分>「野と原の環境史」(サハリン班・九州班)
<10分> 「林と里の環境史」(近畿班)
<10分> 「海と森と島の環境史」(北海道・奄美沖縄班)
<10分> 「山と森の環境史」(東北班・中部班)
<10分休憩>
<20分>右代さん「北海道地域の個別事例」
<20分>三戸さん「東北地域の個別事例」
<20分>寺島さん「中部地域の個別事例」
<10分休憩>
<20分>堀内さん「近畿地域の個別事例」
<20分>上野さん「九州地域の個別事例」
<20分>蛯原さん「奄美沖縄地域の個別事例」
<10分休憩>
<20分>全体の考察と議論
17:30 閉会
〜〜〜〜
しかし,このプログラム案は柔軟に変更したいと思います.たとえば,見取図年表のセッションと事例環境史のセッションに分けてそれぞれを巻ごとに行う,などです.あるいは事例環境史のセッションを先に行い,見取図年表を後にもってきた方が説明しやすいかもしれません.ご意見をお待ちします.
以上です.
長々と失礼いたしました
ではよろしくおねがいします
つじの
添付資料(PDF)
2009年9月5日の湯本のメイル抄録
ーー環境史WG研究会ワークショップのこと
第4回環境史WG研究会研究会と、ワークショップ「生物資源の持続と破綻をわけるもの」を以下のような日程で予定しています。
環境史ワークショップ「生物資源利用の持続と破綻をわけるもの(仮題)」
日程:2009年9月18日13:00〜17:30
場所:地球研3・4セミナー室
内容:環境史WG研究会の成果の共有と議論
第4回環境史研究会
日程:2009年9月17日(木)10:30〜18:00,18日(金)8:30〜12:00
場所:地球研3・4セミナー室
内容:見取り図環境史の完成と個別事例検討,および個別事例を抽象化する試み.
今回の研究会およびワークショプでは、コアメンバーのみなさんにはシリーズ本の相談もしたいので、なるべく多くの方のご参加をお願いしたいと思います。
第3.6回環境史WG研究会
2009年6月29日,4研究室メイルにて.
参加者:4研究室メンバー
2009年7月13日10:29の辻野から環境史WG担当者へのメイル
環境史WGの皆様
地球研の辻野です.
次回(第4回研究会)の日程と第3.6回研究会のご報告のメイルをさせていただきました.
<日程変更>
9月18・19日(金土)の日程(19日にWS)での開催を検討していましたが,
19日に湯本が所用があり,日程変更する必要が出てきました.
コアメンバーに事前に参加可否を聞きましたところ,
おおむね18・19日で大丈夫とのご連絡をいただいているので,
研究会とWSの日程を1日前倒しして,
9月17・18日(木金)の日程(17日に研究会,18日にWS)に変更できませんでしょうか.
ご面倒とは存じますが,お返事をお待ちしております.
<第3.6回研究会>
第3.6回研究会の内容をPDFファイルにして添付いたしましたのでご参照ください.
主な議論点は,
資源の定義,見取り図としての環境史の見易さ,生態系ごとの鍵となる生物資源,です.
<資源の定義>
人の認識とは関係なく,単に生物量biomassと考える.
再生可能資源の場合,現存量stockと年増加量annual growthの両方を生物資源量と考える.
また,ハーマンデイリーの持続可能な開発原則によると,
「再生可能な資源の持続可能な利用速度は再生速度を超えてはならない(Daly1990)」となっているので,
利用速度throughputも重要であると考えられる.
資源回復能力(再生速度)を超えていないのかどうかを判断できるような,
年間森林伐採量,漁獲量,狩猟量,薪炭生産量,草採取量などを含めて生物資源の増減を描くのに利用できる.
したがって,
変数としての生物資源:現存量or年増加量or利用速度,
のどれかでよい.
<生物資源の個別性質>
- 野生動物(魚・哺乳類):年増加量未満の利用は持続的.
- 非木材林産植物(山菜・キノコ・果実):対象生物の生長と繁殖を妨げない限り持続的.
- 木材林産物(育成林業):収穫まで時間のかかる作物
- 木材林産物(略奪的林業):最大収益を上げるために持続的収穫や更新を考慮しない
- 木材林産物(巨木):略奪林業.収穫まで膨大な時間がかかり,人間にとっては枯渇的生物資源.
- 土地として現れる生物資源:草原・植林面積・原生林・非木材林産物の生産される森林面積
<見取り図としての環境史>
- それぞれの生態系の切り口(巻毎)
- 生態系ごとに鍵となる生物資源の動向
- Stockやthroughputの変化
- 歴史の画期:時代背景
- 政治的ガバナンスや社会状況
- ドライバ
- 技術革新:必ずしも持続性をもたらさない
- 見取り図:各章の担当年代.そのテーマに関する年表データ
- 自己説明的
<わかりやすい年表>
- 理念
- 自己説明的に明示
- 時代背景:政治的ガバナンスと社会状況
- 歴史の画期←時代背景と技術革新,ドライバ
- 見取り図:各章の担当年代.そのテーマに関する年表データ
- 生物資源の動向
- 生態系の鍵となる生物資源の動向
- ドライバー:対象生物とのかかわりの変化
- 技術革新:生物資源の効率的利用がどのように行われてきたか
- 相矛盾する生態系サービスのどれを優先してきたか?
- 人口
- 必ずしも地域人口でなくてもよいし,列島人口でもよいかも.
<生態系の鍵となる生物資源とテーマ>
- 野と原巻(サハリン班・九州班):「草原はどういうドライバーで維持されてきたか.特に阿蘇」変化せず維持されてきた.
- 草原を巡る利用の歴史.草原利用の変化.
- 草原を草原たらしめたドライバー.
- 花粉と珪酸体で描く草原の状態の変化.
- 技術革新:それぞれの時代はどうやって草原を利用していたか.
- 林と里巻(近畿班):「里山の歴史は換金作物の歴史」換金作物の交替(収穫量の変化).
- 近世末期〜現代までの数値データとそれ以前の品目リストデータ.
- 炭焼きの歴史.生産量の変化や地域差.
- 技術革新:炭焼き,流通.
- 海と森と島巻(北海道・奄美沖縄班):「水産資源の乱獲と回復の努力史」明らかに減った.
- 漁獲高・水揚げ量の変化.
- 農業が漁業に移行してゆくドライバー.その証拠となる年表.
- 技術革新:漁業技術,船舶,網,魚付林.
- 山と森巻(東北班・中部班):「木材資源が乱獲されなかった歴史,東北の哺乳類の乱獲史,非木材資源の利用史」.森林とそこに生息する動植物の歴史.
- 森林伐採の歴史.狩猟採集の歴史.
- 技術革新:狩猟採集の技術,伐採技術.
ではよろしくおねがいします
つじの
2009年7月2日の湯本からのメイル抄録
ーーー環境史WG研究会ワークショップのこと
昨年来より何度か重ねてきた環境史WG研究会の成果を、プロジェクトのコアメンバーなどと共有するためのワークショップ開催を予定しております。
環境史WG研究会ワークショップ「生物資源利用の持続と破綻をわけるもの(仮題)」
日程:2009年9月19日13:00〜17:30
場所:地球研講演室
また前日と当日の朝には第4回研究会を予定しております.
詳細はまだ未定ですが,
1)シリーズ本の見取り図としての環境史年表と,
2)個別の事例研究を環境史としてまとめること
を二本柱に準備中です。
第3.5回環境史WG研究会
2009年5月21日13:30〜15:30,総合地球環境学研究所4研究室.
参加者:湯本,石丸,川瀬,瀬尾,佐々木,辻野
第3回環境史WG研究会
2009年5月9-10日,東京大学駒場キャンパス15号館106会議室・104講義室にて会合.
2009年5月10日午後,列島プロ生物文化多様性WS.
参加者:右代啓視,田島佳也,児島恭子,三戸幸久,寺島宏貴,堀内美緒,奥敬一(10日),上野淳也,蛯原一平,辻野亮
2009.05.19UL
第2回環境史WG研究会
2008年12月5-6日,総合地球環境学研究所4研究室にて.
2008年12月6日午後,列島プロ全体集会で発表.
参加者:右代啓視,三戸幸久,寺島宏貴,堀内美緒,上野淳也,蛯原一平,辻野亮
第1回環境史ワーキンググループ研究会
2008年10月20日,地球研4研究室にて会合.
参加者:湯本貴和,三戸幸久,寺島宏貴,堀内美緒,上野淳也,蛯原一平,関野樹,村上由美子,瀬尾明弘,辻野亮
管理情報:
作成:辻野亮 Riyou Tsujino
Email: turi_at_chikyu_dot_ac_dot_jp
URL: http://www.chikyu.ac.jp/retto/naibu/EnvHistWG.htm
お問い合わせ、ご質問、ご意見等はretto_webmaster<"at">chikyu.ac.jpまでご連絡ください。