2017年8月31日（木）、総合地球環境学研究所（安成哲三 所長）と宮崎県（河野俊嗣 宮崎県知事）は、同県における地域の活性化と地球研における地球環境研究の充実を目的として交流協定を締結しました。調印式は、宮崎県庁で執り行われ、安成哲三所長と河野俊嗣知事が署名を交わしました。
地球研はこれまでにも世界農業遺産に認定されている高千穂・椎葉地域にて地元地域と連携しセミナー開催するなど、県地域での連携活動を展開しており、今回の協定締結により、さらに活発な連携交流が期待されます。
交流協定を交わす地球研安成所長（左）と河野俊嗣宮崎県知事
調印式後の記者懇談会では、昨年度の連携活動の一環として地球研が制作した 
「世界農業遺産 高千穂郷・椎葉山地域 ショートドキュメンタリームービー」（制作協力：NHKエデュケーショナル）が上映されました。
来たる2017年10月12日（木）には「世界農業遺産椎葉村シンポジウム・第20回地球研地域連携セミナー」の開催を予定しており、椎葉村が誇る焼畑や神楽などの伝統文化に焦点をあて、人と自然、人と人、自然と自然のつながりについて考えます。地域として何を変えなければならないのか、何を大切に残すべきなのか、地域社会、行政、研究者、そして次世代のみなさんと共に議論いたします。
