- 主 旨
- 社会と科学の協働のために、映像はどのような役割を果たすことができるのか?その一例として、本研究会では、民俗映像を取り上げる。民俗映像とは、当該社会の歴史・民俗を記録・分析・研究する手段として撮影された映像である。国立歴史民俗博物館(歴博)では、30年間にわたって所属する研究者が日本列島各地において民俗映像を作成し蓄積してきた。それらをどのように後世に引き継ぎ、社会と共有してゆくかに関して同館では、基盤研究「歴史・民俗研究の資源としての映像の制作・保存・共有と歴博型プラットフォームの構築」として研究を進めている。今回は、同研究グループの代表者の内田順子准教授に、歴博での経験から得られた知見を語っていただく。コメンテーターとして、地球研でコアプロジェクト「環境社会課題のオープンチームサイエンスにおける情報非対称性の軽減」のリーダーを務めている近藤康久准教授に情報の共有の観点から民俗映像資料の活用についてコメントしていただく。
- 日 時
- 2018年10月4日(木)13:30 - 16:00
- 場 所
- 総合地球環境学研究所インキュベーションルーム (⇒アクセス)
- 言 語
- 日本語
- 主 催
- 「100 Years of Food: Film and exhibition for interactive communication between local community, researcher, and public audiences」(代表・Steven McGreevy)(人間文化研究機構「博物館・展⽰を活⽤した最先端研究の可視化・⾼度化サイクル」の地球研実施事業「双⽅向コミュニケーションを基盤とした社会と科学の協働研究(超学際研究)の可視化・⾼度化の推進」の分担事業)
- 問い合わせ
- 寺田匡宏(地球研客員准教授)
- 13:30 - 13:35
- 13:35 - 14:35
- 14:35 - 14:45
- 14:45 - 15:05
- 15:05 - 15:50
- 15:50 - 16:00
++プログラム++
開始、趣旨説明 寺田匡宏(地球研客員准教授)
発表 内田順子(国立歴史民俗博物館准教授)
「民俗映像アーカイブの保存・活用・還元――国立歴史民俗博物館での取り組みを中心に」
休憩
コメント 近藤康久(地球研准教授)
「オープンサイエンスの観点からみた民俗映像資料の活用可能性」
討論
まとめ 寺田匡宏