東南アジア、特にインドネシアに広がる熱帯泥炭地では、1990年代以降アカシアやアブラヤシなどの大規模なプランテーション開発が急速に進行し、大規模な火災と煙害が深刻化している。本ワークショップでは荒廃泥炭地を修復するための制度の一つとして、インドネシアで導入されている「生態系修復コンセッション」制度に注目し、インドネシア環境林業省担当部局と生態系修復コンセッション取得企業から専門家を招聘し、熱帯泥炭地修復の制度的・技術的課題について理解を深め、泥炭地修復の実践に向けたディスカッションを行うことを目的としている。
- 日 時
- 2017年6月17日(土)13:00 - 17:00
- 場 所
- 総合地球環境学研究所 セミナー室1・2(⇒アクセス)
- 共 催
- 総合地球環境学研究所 熱帯泥炭社会プロジェクト
京都大学東南アジア地域研究研究所
岡山大学 - 後 援
- IGES
- 問い合わせ先
- 桂知美(総合地球環境学研究所 泥炭社会プロジェクト)
++プログラム++
- 13:00 - 開会の辞
- 13:10 - インドネシアの泥炭湿地に果たす生態系修復コンセッションの役割
- 13:40 - 生態系修復コンセッションの制度、現状
- 14:20 - 泥炭修復の技術の現在
- 14:50 - Rimba Raya Conservation社の経験
-REDD+ VCS認証、地域住民との協働 - 15:30 - 荒廃泥炭地修復とパルディカルチャーの取り組みにむけて
- 16:20 - 全体討論-泥炭地再生に関わる協働研究にむけて
- 17:00 - 閉会の辞
水野広祐(総合地球環境学研究所/京都大学東南アジア地域研究研究所)
Djohan Utama Perbatasari(インドネシア環境林業省持続的生産林管理総局 生産林環境サービス・非木材林産物ビジネス局長)
Happy Rezkiana(インドネシア環境林業省持続的生産林管理総局生態系修復・地域利用課長)
Ika Heriansyah Mahir(インドネシア環境林業省研究開発イノベーション局研究員)
Muhammad Asari (Rimba Raya Conservation社 生態系修復テクニカルディレクター)
水野広祐・水野啓・鈴木遙(総合地球環境学研究所/京都大学東南アジア地域研究研究所)
生方史数(岡山大学)内藤大輔(総合地球環境学研究所/京都大学東南アジア地域研究研究所)
阿部健一(総合地球環境学研究所・教授)