- 日 時
- 2016年10月28日(金) 13:30 - 17:00(受付開始 13:00)
- 場 所
- 北海道大学農学研究院 食資源研究棟
F319セミナー室(⇒アクセス) - 主 催
- 北海道大学工学研究院、総合地球環境学研究所
- 共 催
- 北海道大学農学研究院、国際連携教育局食水土資源グローバルステーション
- 趣 旨
地域社会や地球環境の未来を創り上げていくためには何が重要でしょうか。
私たちは、そのカギは「人」にあると考えます。
なぜならば、技術、制度、知見の創出も、利用も、「人」を抜きにしては成り立たないからです。
このセミナーでは、地域の諸問題の解決、文化やコミュニティの継承、生業の維持・発展などの駆動力となり、あるいはあらたな未来像を創りうる人材を「篤農家」と呼びます。
ただし、この言葉は「農」にかぎるものではなく、多様な仕事や活動に関わる「篤○家」として、その意味、役割、可能性を広く考えていきます。
- 演者と講演内容
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- 伏見浩:ICRAS株式会社代表取締役
- 山本貴仁:(特)西条自然学校 理事長
- 縄田浩志:秋田大学国際資源学部教授、総合地球環境学研究所客員教授
発表タイトル:「水産増殖技術の開発と実践ー栽培漁業技術開発から閉鎖循環ろ過養殖まで」
浜名湖におけるクルマエビの放流技術開発およびアサリ漁業管理の実践に従事。
後、福山大学において水産増殖学研究室を主宰し、在職中に、自らが開発した閉鎖循環濾過養殖システム開発を行うICRAS株式会社を設立。
長年取り組み続けてきた、技術開発とその成果の実践について紹介。
発表タイトル:「自然を知る、暮らしに活かす」
学芸員として博物館に勤務しつつ、愛媛大学農学研究科修士課程を終了。後、(特)西条自然学校を設立し理事長に就任。西条市を舞台に、自然観察会、エコツアーといった自然に関する活動に携わりながら、山の季節を活かした収益事業に挑戦中。山を住処と職場とした生活スタイルを目指している。
発表タイトル:「アラブと日本の篤農家たちから学んだこと:地域社会と社会変革の観点から」
早稲田大学第一文学部在籍中より、中東地域において広くフィールドワークを展開。
元総合地球環境学研究所「アラブなりわいプロジェクト」プロジェクトリーダー。
サウジアラビアの山中やスーダンの荒野で出会った篤農家、その思想と行動が現代にも生きる秋田の老農石川理紀之助を紹介し、地域を超えた篤農家の社会・環境に対するインパクトを提示する。
- プログラム
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- 受付・開場 13:00 - 13:30
- 全体進行 田中樹 (地球研教授)
- 開会挨拶 13:30 - 13:35 船水尚行 (北海道大学工学研究院教授・地球研教授)
- 趣旨説明 13:35 - 13:55 石山俊 (地球研プロジェクト研究員)
- 発表1 13:55 - 14:35 縄田浩志 (秋田大学生物資源学部教授)
- 発表2 14:35 - 15:15 山本貴仁 ((特)西条自然学校理事長)
- 休憩 15:15 - 15:30
- 発表3 15:30 - 16:10 伏見浩 (ICRAS株式会社 代表取締役)
- 総合討論 16:10 - 16:55
- 閉会のことば 16:55 - 17:00 (未定)
開始
発表(発表30分、質疑応答10分)
- 連 絡 先
- 総合地球研環境学研究所 砂漠化プロジェクト
石山
北海道大学大学院工学研究院・大学院工学院の発行する広報誌「えんじにあRing」第409号に、船水尚行北海道大学工学研究院教授・総合地球環境学研究所教授による開催報告が掲載されています。