中国拠点では、1月6日(火)に下記の研究会を開催いたします。
お時間がございましたら、是非ご参加ください。
- 日 時
- 2015年1月6日(火) 14:30 - 16:30
- 場 所
- 総合地球環境学研究所 セミナー室1・2(⇒アクセス)
- 講演者
- 主 催
- 中国環境問題研究拠点
- 連絡担当
- 福士由紀
075-707-2216
これまでは、雲南といえばヒマラヤ造山帯の東端に位置し、平地から3,000~2,000mの低緯度にある傾斜帯でアジアモンスーンの影響下にあり、6~9月が雨期となる。世界気候区分上、カシやシイ、ツバキを主とする照葉樹林帯と区分すべきとの説と、その下で発達した食文化が日本との類似性が深そうだという点、さらにコメや茶の原産地ではないかとの研究も、日本人の知的好奇心を刺激してきた。また、中国の少数民族数のおよそ半数が雲南に存在する。最近は日本人による、有益な調査文献も数多く出版されており、それらを参考にして私どもは、何度か同地域を訪れた。その結果からは、雲南は辺境地ではなく、今後の東南アジアに向けた中国の橋頭保として着々と整備が進んでいる重要地域であることに気付いた。それには地形的な特徴と古くから着手されてきた漢民族の拠点確保が機能してきたとみられる。
まだまだ、疑問は尽きないが、まずは現況を講演時に具体的に述べたい。