地球研キッズセミナー「木の年輪からさぐるむかしの環境」

【内 容】

木の年輪はどのようにできるのでしょうか。年輪からどんなことがわかるのでしょうか。年輪の輪の間隔は、気温変化や降水量の多少など、木が育つ土地の環境から影響を受けます。最近の研究から、その年輪ができた年代を高い精度で特定できるようになりました。年輪を観察、計測して、むかしの環境を知る手がかりをさぐります。

【講師プロフィール】

佐野雅規(さの・まさき)地球研プロジェクト上級研究員

佐野雅規(さの・まさき)
地球研プロジェクト上級研究員

木の年輪から環境の変化を読み取る研究をしています。主にヒマラヤや東南アジアを対象とし、人里離れた手つかずの森林から古い木のサンプルを集めてきて、その年輪の厚さを測ることで気温や降水量がどのように変化してきたのかを調べて来ました。最近は、日本の気候の変化を過去数千年間にわたって明らかにするため、お寺などの古い建物に使われていた木材や、遺跡から出てきた木材を使って研究を進めています。


2012年度地球研キッズセミナーのようす

2012年度地球研キッズセミナーのようす


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