実験施設
施設案内
施設について
実験施設
地球研の地下一階には、多様な地球環境研究に対応できるよう設計された実験室があります。各部屋には番号と名前がついており、どの実験室もプロジェクトで共用できます。各実験室の概要は下の表の通りです。
機器・設備
地球研には18の実験室があります。汚染のない環境で試料を処理するクリーンルームや、生物や氷床コアなどの試料を保管する低温保管室、人工的に管理された環境で生物を育てる恒温室もあり、さまざまな分野が共同して進める環境研究の展開を可能にしています。また、汎用性が高く新たな地球環境研究への発展が期待される、先端的な共通機器を重点的に整備しています。各種顕微鏡などの屋内実験機器や測量機器などの野外観測機器に加え、安定同位体測定のための軽元素安定同位体比測定用質量分析装置(IRMS)、表面電離型質量分析装置(TIMS)、高分解能マルチコレクター誘導結合プラズマ質量分析装置(MC-ICP-MS)、誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)、水同位体比分析装置、年代測定のためのガンマ線スペクトロメーターなどが設置されています。微量元素や安定同位体に関する情報分析技術や手法は、近年急速に発展してきており、高精度な情報獲得に向けて最先端の分析機器を整備しています。
共通機器
共通機器とは、地球研プロジェクト及び所外の大学・研究機関が利用できる測定装置のことです。
維持管理
地球研実験施設の運営および維持管理、基盤研究部内の計測・分析部門が担当しています。装置利用の手続き対応や測定利用者へ装置取扱い指導なども行っております。