IMBER 資料・情報
IMBER: 海洋生物地球化学と生態系の統合研究（Integrated Marine Biogeochemistry and Ecosystem Research）
IGBP/SCORの海洋分野のコアプロジェクトであるIMBERは、JGOFS（全球海洋フラックス合同研究計画）の後継計画として2005年6月より各国・地域での活動が開始され、2010年からは第二期の活動に入った。主として海洋における生物地球化学的循環と低次生態系、およびそれらのプロセスが気候変動に果たす役割に関する研究をリードしてきた。第二期では、2009年に終了したIGBPの水産学系のプロジェクトであるGLOBEC（全球海洋生態系動態研究計画）がこれまで行ってきた個々のプロジェクトを、IMBERの中でどのように引き続いていくのかが大きな課題として挙げられている。SSCの初期メンバーとして、日本からは水産総合研究センターの齊藤宏明が参加し、2009年からは東京大学の小川浩史が引き継いでいる。SSCメンバーを中心として学術会議のもとにIMBER小委員会を設置し、国内での活動（シンポジウム、共同研究航海、研究予算申請）を推進している。