本研究は、人間文化研究機構の連携研究として2010年6月よりはじまりました。(通称「自然と文化」)。 「自然と文化」の研究では、人と自然の多様なかかわりを、考古、歴史、民族(俗)、環境、思想などの多様な観点から解明することを目指しています。 とくに、日本や広くアジア地域における集団を対象として、それぞれの集団が、自然とのかかわりのなかで育んできた歴史や文化と、その体系としてのコスモロジーに注目して研究を実施します。 人は自然界の資源を生活や生存のために利用するだけでなく、自然を模倣し、あるいは自然を映す独自の表象として、技術、絵画、詩歌、造形物などをとおして、自らの文化に取り込んできました。歴史的に多様なかたちで展開してきた人と自然の相互作用を、多面的なアプローチから明らかにすることが、研究の大きなねらいです。 研究組織としては、言語を中心とする自然認識や民族(民俗)の分類をあつかうグループ、絵画・図像などの造形物や、儀礼、民間伝承、民俗知などをあつかうグループ、自然の開発や管理をめぐる制度や慣行をあつかう3つのグループにわかれ、研究を進めています。 研究連絡誌として『人と自然』を年に 2 冊刊行し、分野横断的な議論の活性化をめざします。 創刊号では「火」を取り上げました。2 号では「音」、3 号では「虫」、4号では「天」、5号では「色」、6号では「香」をテーマとし、以降、魅力的な特集テーマを企画しています。 | |
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人と自然とのダイナミズムを歴史的に解明するために、以下の3つの研究グループとアプローチを設定しました。 |
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❶ | 自然観・自然思想の系譜と現代性 詳細ページ |
❷ | 環境の開発・保全に関する慣行 詳細ページ |
❸ | 共有資源をめぐる制度と統治の研究 詳細ページ |
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連携研究としておこなう特徴と独創性は、以下の3点に集約することができます。 |
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❶ | 機構の資源を最大限に活用した共同研究 詳細ページ |
❷ |
人と自然との相互作用に関する歴史的研究 詳細ページ |
❸ | 共有資源と共有地の利用に関する総合的な研究 詳細ページ |
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▶研究の概要 ▶研究の意義 ①自然観・自然思想の系譜と現代性 ②環境の開発・保全に関する慣行 ③共有資源をめぐる制度と統治の研究 ▶連携研究としての特徴・独創性 ①機構の資源を最大限に活用した共同研究 ②人と自然との相互作用に関する歴史的研究 ③共有資源と共有地の利用に関する総合的な研究 |