私たちのプロジェクトは、東南アジアの沿岸域を対象に、生態系サービスをいかに評価し、地域の特異性を加味しながら住民参加型の管理方策を実施するかという課題に対して、「エリアケイパビリティー」という新しい概念を創出し利用することで、生態系の持続的利用と住民生活の向上を一元的に取り扱う道筋を示すことを目指しています。
本研究の目的は、生物多様性を保持しながら地域住民の生活の向上を図るために、学術と社会の協働作業の中から、生物資源を持続的に利用していく上での具体的な問題解決策を検討し、環境と人間の適切な関係性および新しい資源管理方針を掲示することにあります。